2019年夏
🏡 尾道、ボランティア活動

021年4月
🏡 アルル国立高等写真学校



Onomichi monogatari 
尾道物語


本プロジェクトは《Kyoto Survey》の継続として、2016〜2017年の京都での交換留学を経て始まりました。私たちは、日本におけるポスト産業転換の問題に関心を寄せています。具体的には、地方や周縁地域の移転・放棄、高齢化、自然災害や人為的災害に伴うリスクです。一方で、生活様式の変化や近代的価値観の再評価を望む人々も存在します。この動きは「脱成長」とも共通点を持ち、各地で「リバイタリゼーション(再生)」の試みとして現れています。

私たちは、その動きが特に活発な尾道をフィールドとして選び、経験的に観察・記録することにしました。2019年の3か月間、私たちは「尾道空家再生プロジェクト」の活動に参加し、空き家(akiya)の改修を手伝い、生活と創造の場へと変える取り組みに貢献しました。

《尾道物語》は、都市の人口動態、社会的・経済的な動きを写し出す写真による探究と、コンポジティングの手法で構成された映像作品から成ります。映像は、ゲーム、CM、YouTubeによる街歩き動画などの発見素材をもとに、尾道を多角的に描き出します。

展示:Disconoma(ファニー・テルノ & トマ・ヴォーティエ)