大阪関西国際芸術祭
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ミッケ・ギャラリー(東京)
ブリッジスタジオ(京都)
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ミッケ・ギャラリー(東京)


ブリッジスタジオ(京都)

2023年12月23日〜2024年1月28日
🏡 大阪関西国際芸術祭
2024年3月11日〜 ?
🏡 福島現代美術館(MOCAF)
2025年1月10日〜2月7日
🏡 ミッケ・ギャラリー(東京)
2025年5月11日〜12日
🏡 ブリッジスタジオ(京都)
🏡 大阪関西国際芸術祭
2024年3月11日〜 ?
🏡 福島現代美術館(MOCAF)
2025年1月10日〜2月7日
🏡 ミッケ・ギャラリー(東京)
2025年5月11日〜12日
🏡 ブリッジスタジオ(京都)
Scents of community
コミュニティの香り
2023年に「Living Yokocho」から生まれた Scents of Community は、「嗅覚的なコミュニティ」という概念を探求する作品です。プロトコルはシンプルでありながら急進的でした。各参加者が自分の香水――日常の親密さをまとった香り――を持ち寄り、それらをひとつの瓶に集めることで、ひとつの共同の香りを生成しました。それは、形成されつつあるコミュニティの感覚的メタファーでした。
この香りの混合は、ときに偶然的に、ときに調和的に、個と共同の境界を問いかけます。通常はきわめて個人的な次元を持つ香水が、ここでは共有のメディウムとなり、噴霧のたびに「私たち」の本質が拡散していきます。多様な嗅覚的断片が交わり、儚くも不可欠な社会的な絆を分子のレベルで再演するのです。
その意味で、Scents of Community は嗅覚人類学の一形態として読むことができます。各瓶は出会いの記憶を保持し、儚いコミュニティの痕跡を香りとして封じ込めています。本作はまた、「嗅覚的ドキュメンタリー」という可能性を提示します。視覚や聴覚ではなく、目に見えずすぐに消えてしまう共同の痕跡を捉える新たな記録方法として。
企画・テキスト:緑川雄太朗(キュレーター): [リンク]
企画・ディレクション:トマ・ヴォーティエ
共同制作:ファニー・テルノと共にデュオ「Disconoma」として