写真シリーズ




『Décor』誌 編集



2018
🏡  国立高等写真学校–オリンパス賞, アルル国際写真祭(Rencontres de la Photographie, Arles)


2020 
🏡  雑誌『Décor』に掲載(ENSAD/パリ国立高等装飾美術学校)







Transfiguration


本プロジェクトは、人新世(アントロポセン)という視座から、都市における自然との関係性――すなわち、人間の位置づけと、周囲の動植物(ファウナ/フローラ)への影響を相対化する試みとして構想された。本問いは「トランスフィギュレーション(transfiguration)」という概念、すなわち〈物質(サブスタンス)から形象(フィギュア)へ〉、自然の物質性からイメージを介した象徴化へと移行する過程によって、より明確に捉え直される。

工事現場の養生シートに花柄が印刷されている光景は、現代の自然観の一端を端的に示している。そこでは自然が「純粋な象徴」としてのイメージとして利用され、都市におけるその受容は装飾という機能にほぼ限定される。こうした装飾性は、平面的であること、コラージュやシュルレアリスム的な切り抜きが生む不条理さなど、これらのイメージの人工性を強く想起させる。さらに、自然のモチーフが工事現場のシートを飾るという事実自体も象徴的である。工事とは「移行」を物質化する行為であり、過去の破壊を通して〈これから〉を組み立てていくプロセスを可視化している。


本プロジェクトは、トマ・ヴォティエが自身のプロジェクト「Kyoto Survey」の延長として開始し、その後、ディスコノマ(Disconoma)としての活動の中でファニー・テルノが合流した。